新宿109のKENZOは、詐欺や悪徳マルチ商法の撲滅を掲げて、現場に突撃する動画で知られるYouTuberです。チャンネル登録者は約103万人にのぼる人気チャンネルなんです。
そのKENZOこと池田実貴容疑者(28)が、2026年10月14日、名誉毀損の疑いで京都府警に逮捕されました。動画で中傷されたとされる男性は、投稿の翌月に亡くなっています。
- KENZOのプロフィールと、どんな動画で人気になったのか
- 逮捕容疑の中身と、同じ日に逮捕された2人との関係
- 名誉毀損罪や告訴の仕組み、今後の流れと、経歴・噂の真相
| 活動名 | KENZO(新宿109) |
| 本名 | 池田 実貴(いけだ みき)※報道による |
| 年齢 | 28歳(2026年10月時点) |
| 生年月日 | 1998年7月16日とされる |
| 出身 | 三重県伊賀市とされる |
| 住所 | 東京都中野区(報道による) |
| 活動 | 詐欺・悪徳マルチ撲滅を掲げる突撃系YouTuber |
| 登録者数 | 約103万人(2026年10月) |
| 著書 | 『突撃!:新宿109 詐欺・悪徳マルチ撲滅活動日記』(彩図社) |
| 現在 | 2026年10月14日に名誉毀損容疑で逮捕 |
動画の投稿をちらつかせ金銭要求の疑い
みられる
→
登録者約103万人
投稿した疑い
→
2025年7月に死去
詐欺・悪徳マルチ撲滅を掲げる
彩図社から
岡山の会社役員2人が「30億」を要求した疑い
男性を「詐欺師」とするテロップ
自殺とみられる
名誉毀損罪で京都府警に
名誉毀損容疑。役員2人も恐喝未遂容疑で逮捕
新宿109のKENZOは何者なのか
KENZOは、詐欺グループやマルチ商法の勧誘現場に乗り込み、相手を問い詰める動画で人気を集めてきたYouTuberです。「令和のダークヒーロー」と呼ばれることもあったほど。
一方で2026年10月、その動画が原因で名誉毀損の疑いをかけられ、逮捕されています。
詐欺撲滅を掲げる突撃系YouTuber
「新宿109」は、KENZOが主宰するYouTubeチャンネルの名前です。読み方は「しんじゅくいちまるきゅう」です。活動の拠点だった新宿と、渋谷の象徴「109」を組み合わせた名前だと言われていますが、商業施設とは別ものです。
チャンネルが開設されたのは2020年3月とされています。当初は複数人で活動していましたが、のちにKENZO中心のチャンネルになったとのこと。
動画の中心は、投資詐欺やマルチ商法、情報商材ビジネスの勧誘現場への突撃です。セミナー会場や勧誘の場に入り込み、主催者を問い詰める様子をそのまま配信するスタイルでした。
時事通信によると、投稿した動画は700本を超え、チャンネル登録者は103万人に上ります。2026年10月時点で、チャンネルには759本の動画が並んでいたんです。
動画の多くは20〜30分ほどの長さで、勧誘の手口を図解したり、被害者の証言を紹介したりする回もありました。会員限定の「メンバーシップ」向け動画も公開されていたんです。
いわゆる「世直し系」「私人逮捕系」とも呼ばれるジャンルで、悪を懲らしめる痛快さが若い世代を中心に支持されてきました。詐欺の手口を知ることができる、と評価する声もあったんです。
「私人逮捕」とは、警察官ではない一般の人が犯人を捕まえることです。刑事訴訟法213条は、現行犯であれば誰でも逮捕できると定めていますが、現行犯でない相手を無理に拘束すれば、逆に逮捕監禁罪などに問われるおそれがあります。
ただ、このジャンルには以前から危うさも指摘されていました。2023年11月には、別の私人逮捕系YouTuberが名誉毀損の疑いで、さらに別の配信者らが覚醒剤取締法違反の教唆の疑いで相次いで逮捕され、「正義の名を借りた犯罪ではないか」という批判も起きているんです。
本名は池田実貴で年齢は28歳
報道によると、KENZOの本名は池田実貴(いけだ・みき)容疑者で、年齢は28歳です。住所は東京都中野区とされています。
ネット上のプロフィールでは、1998年7月16日生まれ、三重県伊賀市出身と紹介されることが多いです。報道の年齢28歳とも合っていますね。
「世直し系ユーチューバーは誰?」という疑問を持つ人もいるでしょう。世直し系とは、詐欺や迷惑行為、違法な転売などを独自に告発する動画を出すYouTuberのことで、KENZOはその代表的な一人として名前が挙がることが多かったんです。
「KENZOというユーチューバーは何歳?」という疑問の答えは、2026年10月時点で28歳ということになりますね。
身長は176センチほどと紹介されることがありますが、公式に確かめられる数字ではありません。動画では顔を出して活動し、相手と真正面から向き合うスタイルを貫いてきたのも特徴でしょう。
なお、「KENZO」という名前は、ファッションブランドやダンスボーカルグループDA PUMPのメンバーなど、同じ名前の人やブランドが多くあります。新宿109のKENZOは、それらとはまったく関係のない別人なので注意したいところですね。
名誉毀損容疑で逮捕された経緯
京都府警左京署は2026年10月14日、名誉毀損の疑いでKENZOこと池田実貴容疑者を逮捕しました。
逮捕容疑は、2025年6月14日ごろ、京都市左京区の不動産会社の元代表の男性(当時36歳)の画像とともに、男性を中傷する動画をYouTubeに投稿し、名誉を傷つけた疑いというもの。
京都新聞や産経新聞によると、動画には「僕の職業は、詐欺師です」「被害総額20億円以上」といったテロップが入っていました。時事通信は「有名実業家の裏の顔。巨額M&A詐欺師か」というテロップもあったと伝えているんです。
男性は、経営していた会社を岡山市の不動産会社に売却した際に、その会社との間で金銭トラブルを抱えていたそうです。男性は府警に相談していましたが、動画が投稿された翌月の2025年7月に亡くなりました。関係者によると、自殺とみられています。
2025年11月、男性の母親が府警に告訴し、そこから捜査が進められてきたという流れでしょう。
逮捕したのが東京の警視庁ではなく京都府警なのは、被害男性が京都市左京区に住み、母親が京都府警に告訴したためです。犯罪の結果が生じた場所や被害者の住む地域の警察が捜査を担うのは、ネット上の事件でもよくあることなんです。
取り調べに対し、池田容疑者は「弁護士と話し合ってから話す」と供述していると報じられています。容疑を認めているのか否認しているのかは、まだ分かっていないのが現状なんです。
| 項目 | 報道の内容 |
| 逮捕日 | 2026年10月14日 |
| 逮捕した警察 | 京都府警左京署 |
| 容疑 | 名誉毀損 |
| 投稿時期 | 2025年6月14日ごろ |
| 被害男性 | 京都市左京区の不動産会社元代表(当時36歳、2025年7月に死去) |
| 告訴 | 2025年11月、男性の母親 |
| 供述 | 「弁護士と話し合ってから話す」 |
恐喝未遂で逮捕された2人との関係
男性は動画が出る前から府警に相談していたと時事通信は伝えています。相談を受けていた段階で被害を食い止められなかったのか、という点も今後問われるかもしれません。
同じ10月14日、左京署は、岡山市の不動産会社の役員の男2人(46歳と35歳)も、恐喝未遂の疑いで逮捕しました。
京都新聞によると、2人は共謀して2025年5月、KENZOが男性を追及する動画を投稿すると脅し、「30億じゃ」などと現金を要求した疑いが持たれているとのこと。
京都新聞は、KENZOが岡山市の不動産会社の依頼を受けて、男性を中傷する動画を配信していたとみられると伝えました。左京署は、3人の関係について詳しく調べているんです。
恐喝罪は、相手を脅して怖がらせ、お金や物を出させようとする犯罪です。「暴露動画を出すぞ」と告げてお金を求める行為も、相手に害を加えると知らせる脅しにあたる可能性があります。実際にお金を受け取っていなくても、未遂として処罰の対象になるんです。
46歳の男は「お金を取る目的ではなかった」と否認し、35歳の男は「弁護士と話してから言うか言わないかを決める」と話しているそうなんです。
会社の売却、いわゆるM&Aをめぐる金銭トラブルは、本来なら当事者どうしの話し合いや民事裁判で解決されるべきものです。そこに100万人規模のチャンネルの動画が持ち込まれれば、相手に与える影響は計り知れません。
もし依頼を受けての投稿だったとすれば、「詐欺撲滅」という看板と大きく食い違うことになります。ただし、依頼の有無や報酬の流れなどは、現時点では捜査中で分かっていません。
報道を時系列で並べると、恐喝未遂の疑いがかけられた2025年5月が先で、問題の動画の投稿が6月です。お金を求める話が先にあり、そのあとで動画が出たという順番になる点も、捜査の焦点のひとつになりそうです。
3人はいずれも容疑の段階で、裁判で有罪が確定したわけではありません。今後の捜査や裁判で、事実関係が明らかになっていくのを待つ必要があるでしょう。
名誉毀損罪と告訴の仕組み
名誉毀損罪は、刑法230条で定められています。人前で事実を示して他人の名誉を傷つけた場合に成立し、その事実が本当かうそかは問われません。
法定刑は、3年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金です。2025年6月の刑法改正で、それまでの懲役と禁錮が「拘禁刑」にまとめられたんです。
ただし、刑法230条の2には例外があります。公共の利害に関わる事実で、目的がもっぱら公益を図るもので、内容が本当だと証明できた場合は、罰せられません。
さらに最高裁は1969年の判決で、真実だと証明できなくても、確かな資料や根拠にもとづいて真実だと信じたことに相当な理由があれば、罪にならないという考え方を示しています。裏づけ取材をどこまでしていたかが問われるわけです。
「詐欺撲滅」系の動画が問題になるのは、まさにこの点です。相手を詐欺師と決めつけて公開した場合、その内容が真実だと証明できなければ、名誉毀損に問われるおそれがあるんです。
なお、亡くなった人の名誉を傷つけた場合は、刑法230条2項により、うその事実を示したときに限って罰せられます。今回は、男性が生きているときに動画が投稿されているため、通常の名誉毀損罪の容疑となっているわけですね。
また、名誉毀損罪は、被害者などの告訴がなければ起訴できない「親告罪」です(刑法232条)。今回のように被害者が亡くなっている場合は、刑事訴訟法231条2項により、配偶者や直系の親族、兄弟姉妹が告訴できると定められています。
刑事事件とは別に、名誉を傷つけられた側は、民事で損害賠償を求めることもできます。動画の削除や謝罪広告を求める裁判が起こされるケースも少なくないんです。
ネット上の中傷をめぐっては、法律も厳しくなってきました。2022年7月には侮辱罪の法定刑が引き上げられ、2025年4月には、大手SNSなどに削除対応の迅速化を求める「情報流通プラットフォーム対処法」が施行されています。
男性の母親が告訴したのは、この規定にもとづくものとみられます。息子の名誉を守りたいという、母親の強い思いが伝わってきますね。
| 罪名 | 条文 | 法定刑 |
| 名誉毀損 | 刑法230条 | 3年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金 |
| 恐喝 | 刑法249条 | 10年以下の拘禁刑 |
| 恐喝未遂 | 刑法250条 | 未遂も処罰される |
やらせやZ李との関係の噂
「新宿109 やらせ」という言葉も気になる人が多いようです。突撃動画の一部に演出があるのではないかという声は以前からネット上にありました。
ただ、特定の動画がやらせだったと認めた発言や、報道で裏づけられた事実は見つかりませんでした。今回の逮捕容疑も、やらせかどうかではなく、実在の男性の名誉を傷つけたかどうかが問われているもの。
突撃動画には、相手を待ち伏せする場面や、隠し撮りの映像が使われることもありました。こうした撮り方が「仕込みでは?」と疑われる一因になっていたのかもしれません。真偽を判断する材料は、視聴者の側にはほとんどないのが現実でしょう。
「新宿109 KENZO Z李」という組み合わせもよく見かけます。Z李は、新宿を拠点にギャンブル予想やトラブル解決をうたって活動してきた暴露系アカウントで、2024年11月には運営者とされる男らが住居侵入の疑いで警視庁に逮捕されたと報じられました。
Z李のアカウントはフォロワー90万人を超える規模で、複数人で運用されていると報じられていました。KENZOとは発信の舞台も、XとYouTubeで異なるんですね。
どちらも「新宿」を名乗り、トラブルに切り込むスタイルが似ていることから、セットで語られやすいのでしょう。けれども、KENZOとZ李が仲間だった、あるいは対立していたと確かめられる報道は見当たりませんでした。
KENZOの経歴と今後
KENZOは貧しい家庭に育ち、学生時代にマルチ商法の被害にあったことをきっかけに、詐欺撲滅の活動を始めたとされています。著書も出し、探偵事務所の設立も発表するなど、活動の幅を広げていたんです。
逮捕によって、その活動は大きな転機を迎えることになりました。
生い立ちと活動を始めたきっかけ
KENZOは2024年に出した著書『突撃!:新宿109 詐欺・悪徳マルチ撲滅活動日記』(彩図社)で、自身の生い立ちを明かしています。文春オンラインに掲載された抜粋によると、母と姉との3人暮らしで、生活保護を受けていたそうです。
母親は持病やうつ病を抱えて思うように働けず、KENZOは10歳のときに姉とともに三重県津市の児童養護施設に入りました。本人が語った、壮絶な子ども時代なんです。
その後、三重県内の高校から短期大学に進んだとされています。短大時代に先輩から「簡単にお金を稼げる」と誘われてマルチ商法に関わり、60万円ほどの被害を受けたことが、のちの活動の原点だと紹介されることが多いんですよね。
卒業後は会社員として働きながらYouTubeを始め、副業が会社に知られて退職することになった、という経緯も語られています。ただし、このあたりは本人の発信やまとめ記事による情報で、細部までは確かめられないのが実情でしょう。
マルチ商法そのものは、特定商取引法で「連鎖販売取引」として規制されている取引です。違法かどうかは勧誘の方法などによって決まるため、すべてが詐欺というわけではありません。KENZOの動画は、そのグレーな部分に切り込む点でも注目されていました。
著書によると、子どものころは空腹で勉強に集中できず、1年ほど学校に通えなかった時期もあったそうです。それでも「不良にならなかった」と振り返る言葉が、文春オンラインの見出しにも使われていました。
自分がだまされた経験から「だます側」を許せなくなった。その動機自体は、多くの視聴者の共感を集めたのでしょう。
突撃の実績と著書
KENZOの名前が広く知られるようになったのは2023年です。突撃した投資詐欺グループの関係者が逮捕されたことで注目を集め、テレビなどの取材も受けるようになったとされています。
著書では、新宿を拠点に「副業サークル」を名乗って人を集めていた人物への突撃や、その後に受けた脅迫と和解の顛末もつづっています。突撃が相手からの報復を招く危険な活動だったことが分かりますね。
2024年4月には、文春オンラインが著書の一部を連載形式で紹介しました。生い立ちから突撃の裏側まで、それまで動画では語られなかった話が注目されています。
| 年 | できごと |
| 1998年 | 三重県で生まれる(とされる) |
| 10歳ごろ | 姉とともに児童養護施設へ |
| 短大時代 | マルチ商法で約60万円の被害 |
| 2020年3月 | YouTubeチャンネル「新宿109」を開設 |
| 2023年 | 突撃した詐欺グループの関係者逮捕で知名度アップ |
| 2024年4月 | 初の著書『突撃!』を出版 |
| 2025年 | 探偵事務所の設立を発表 |
| 2026年10月 | 名誉毀損容疑で逮捕 |
2025年には、自らが代表を務める探偵事務所の設立も発表していました。詐欺被害の相談を受け、調査まで手がけるという新たな展開だったんです。
探偵業を営むには、探偵業法にもとづいて都道府県の公安委員会に届け出る必要があります。依頼者の秘密を守る義務や、違法な調査の禁止なども定められている仕事です。
突撃動画の多くは、相手の顔や名前を出して「詐欺師」と名指しする構成でした。視聴者にとっては分かりやすい半面、相手が本当に違法なことをしていたのかを確かめる手段は、動画の中にはほとんどないのが実情でしょう。
視聴者の情報提供で被害が明るみに出たり、返金につながったりしたケースもあったと言われています。その一方で、突撃される側の言い分が十分に伝わらない一方的な構成だ、という批判もつきまとっていました。
結婚や彼女と格闘技
「新宿109 KENZO 結婚」「彼女」といった言葉も気になる人が多いようです。けれども、KENZOが結婚を発表したことはなく、交際相手を公表したこともないんです。
ネット上では独身と紹介されることが多く、危険な活動をしている間は家庭を持つのは難しい、と語っていたとする記事もあります。ただ、本人の発言として確認できる一次情報は見つかりませんでした。私生活は私生活として、推測で書くことは控えます。
突撃動画では、相手から怒鳴られたり、詰め寄られたりする場面も少なくありませんでした。そうした危険と隣り合わせの活動を続けるなかで、私生活の情報をあまり出さなかったのは、身を守るためでもあったのでしょう。
格闘技との関わりでは、朝倉未来さんがプロデュースする1分間の格闘技イベント「ブレイキングダウン」のオーディションに参加したとする記事があります。とはいえ、本戦に出場した記録は確認できませんでした。
相手と至近距離で向き合う突撃動画を続けるうえで、身を守るために体を鍛えていた可能性はありそうです。ただし、格闘技の経験や実績について、本人が詳しく語った記録は見当たりませんでした。
今後どうなるのか
逮捕のニュースが伝わると、ネット上には「ついにこうなったか」「詐欺撲滅を信じて見ていたのに」といった、驚きや落胆の声が相次ぎました。動画を支持してきたファンにとっても、受け止めきれない展開だったようです。
逮捕された容疑者は、通常48時間以内に検察に送られ、その後、裁判官が認めれば最長20日間勾留されます。その間に、検察が起訴するかどうかを判断する流れです。
今回は、男性の死亡との関係や、岡山の会社役員2人との関係も捜査の焦点になっています。左京署は、男性が亡くなった経緯についても調べていると報じられました。
恐喝未遂の疑いで逮捕された2人についても、同じように勾留と起訴の判断が進むことになります。3人の供述がどう食い違うのか、あるいは一致するのかも、真相を明らかにするうえで大きな鍵となりそう。
起訴されれば裁判で、動画の内容が真実だったのか、公益目的だったのかが争われる可能性があります。「詐欺撲滅」という主張がどこまで認められるのかは、大きな注目点になるでしょう。
名誉毀損罪で問われるのは、あくまで動画で名誉を傷つけたかどうかです。男性が亡くなったこととの因果関係が刑事責任に直接結びつくわけではありませんが、遺族が民事で責任を問う可能性はあるでしょう。
立ち上げたばかりの探偵事務所や、オンラインでの相談窓口の扱いがどうなるのかも、現時点では分かっていません。KENZOに相談を寄せていた人たちの情報がどう扱われるのか、気がかりに感じる人もいるでしょう。
YouTubeチャンネルの今後も気になるところです。逮捕を受けて、動画が削除されるのか、チャンネル自体の扱いがどうなるのかも、注目されるでしょう。
見る側にも気をつけたい点があります。他人の投稿をそのまま拡散しただけでも、名誉毀損にあたると判断された裁判例があるんです。暴露系の動画や投稿を安易にシェアすることは、自分が加害者になるリスクをはらんでいます。
また、動画の中で「詐欺師」と名指しされた人が、本当に罪を犯したのかどうかは、本来は警察や裁判所が判断することです。動画のタイトルやテロップだけで決めつけない姿勢が、受け手にも求められているのでしょう。
突撃系・私人逮捕系の動画は、再生回数が収益に直結するため、過激になりやすい構造があります。今回の事件は、ネットで「正義」をうたう発信のあり方そのものを問い直すきっかけになりそうです。
まとめ
- 新宿109のKENZOは、詐欺・悪徳マルチ撲滅を掲げる登録者約103万人の突撃系YouTuber
- 本名は池田実貴容疑者(28)で、2026年10月14日に名誉毀損容疑で京都府警に逮捕された
- 動画で中傷されたとされる京都の男性は2025年7月に亡くなり、母親が告訴していた
- 岡山市の会社役員2人も、動画を材料に30億円を要求したとして恐喝未遂容疑で逮捕
- いずれも容疑の段階で、依頼関係や男性が亡くなった経緯は捜査中
一方で、KENZOの動画がきっかけで詐欺の手口を知り、被害を防げたという視聴者がいたのも事実でしょう。正しい情報で被害を防ぐことと、特定の人を一方的に断罪することの線引きは、とても難しい問題です。今回の事件は、その難しさを社会に突きつけたとも言えそうですね。
詐欺被害をなくしたいという出発点は、多くの人が共感できるものでした。だからこそ、その発信がどこで道を外れたのか、捜査と裁判の行方を冷静に見守りたいですね。
誹謗中傷に悩んでいる方や、つらい気持ちを抱えている方は、一人で抱え込まずに相談してください。厚生労働省の「まもろうよ こころ」のサイトでは、電話やSNSで相談できる窓口が紹介されています。ネット上の誹謗中傷については、総務省の「違法・有害情報相談センター」でも相談を受け付けているんです。
よくある質問
Q1. 新宿109のKENZOは何者ですか?
詐欺や悪徳マルチ商法の撲滅を掲げ、勧誘現場に突撃する動画で知られるYouTuberです。チャンネル登録者は約103万人。2026年10月14日に名誉毀損容疑で逮捕されました。
Q2. KENZOは何歳ですか?
2026年10月時点で28歳です。1998年7月16日生まれと紹介されることが多く、報道の年齢とも一致しています。
Q3. なぜ逮捕されたのですか?
2025年6月ごろ、京都の不動産会社元代表の男性を「詐欺師」などとする動画を投稿し、名誉を傷つけた疑いです。男性は翌月に亡くなり、母親が告訴していました。
Q4. 新宿109の読み方は?
「しんじゅくいちまるきゅう」です。KENZOが主宰するYouTubeチャンネルの名前で、商業施設の「109」とは別ものです。
Q5. KENZOは結婚していますか?
結婚や交際を公表したことはありません。独身と紹介されることが多いものの、本人の発言として確かめられる情報はありません。

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