小日向文世さんの息子は二人。長男の小日向星一さんと次男の小日向春平さんで、どちらも俳優です。
しかも父と同じファザーズコーポレーションに所属し、大河ドラマ「青天を衝け」では実の兄弟役で共演しました。
二人とも明治大学の演劇サークル出身で、剣道三段という資格まで同じなんです。
- 息子二人の名前と年齢、それぞれの経歴
- 大河での兄弟共演と、父を超えたいと語った本人の言葉
- 2026年の共演CMと、父の家族の形
| 名前 | 小日向文世(こひなた ふみよ) |
| 生年月日 | 1954年1月23日 |
| 年齢 | 72歳(2026年8月時点) |
| 出身地 | 北海道三笠市 |
| 身長 | 164cm |
| 血液型 | O型 |
| 所属 | ファザーズコーポレーション |
| 学歴 | 北海道三笠高等学校、東京写真専門学校 |
| 結婚 | 1993年(相手は同じ劇団の元女優) |
| 長男 | 小日向星一(1995年6月4日生まれ・俳優) |
| 次男 | 小日向春平(1998年4月5日生まれ・俳優) |
| 転機 | 2001年のドラマ「HERO」 |
※ファザーズコーポレーションの公式プロフィールおよび各種報道をもとに作成
小日向文世の息子二人はどちらも俳優
長男は小日向星一さん、次男は小日向春平さん。二人とも父と同じ事務所に所属する俳優です。
2021年の大河ドラマ「青天を衝け」では、史実でも実の兄弟だった大名を、実の兄弟が演じるという配役が実現したんです。
長男は小日向星一で次男は小日向春平
まず二人の基本情報から。
長男の小日向星一さんは1995年6月4日生まれ。2026年で31歳になりました。東京都の出身です。
次男の小日向春平さんは1998年4月5日生まれ。こちらは28歳になります。兄とは3歳差ですね。
二人とも所属はファザーズコーポレーション。父の小日向文世さんと同じ事務所なんです。
星一さんが所属したのは2016年、春平さんは2019年でした。3年の間隔をあけて、弟が兄を追う形になっています。
父子で同じ事務所というのは、芸能界では珍しくありません。ただ親子3人が同じ看板に並ぶとなると、そう多くはないでしょう。
ファザーズコーポレーションは、比較的少人数の俳優が所属する事務所です。大手のように売り出す形ではなく、実力で仕事を積む環境と言えます。
父の名前があれば入れる事務所ではあったでしょう。それでも二人とも大学の演劇サークルで経験を積んでから所属しています。順番を飛ばしていないんですよね。
読み方も押さえておくと、星一さんは、せいいち。春平さんは、しゅんぺいです。どちらも珍しい読みではありません。
名前に星と春が入っているのも面白いところ。父の文世という名前も含めて、字面の綺麗な一家ですよね。
| 項目 | 長男・小日向星一 | 次男・小日向春平 |
| 生年月日 | 1995年6月4日 | 1998年4月5日 |
| 年齢 | 31歳 | 28歳 |
| 出身地 | 東京都 | 東京都 |
| 高校 | 成城高等学校 | 明治大学付属明治高等学校 |
| 大学 | 明治大学政治経済学部(2018年卒) | 明治大学情報コミュニケーション学部 |
| 事務所所属 | 2016年 | 2019年 |
| 特技 | 剣道(三段) | 剣道(三段) |
| 趣味 | 映画鑑賞、読書 | かき氷巡り、アルトサックス |
青天を衝けで実の兄弟役を演じた
二人の名前が一気に知られたのが、2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」でした。
先に登場したのは兄の星一さんです。2021年5月16日の放送から、会津藩主の松平容保役で出演しました。
その1週間後、5月23日の放送で弟の春平さんが登場します。演じたのは桑名藩主の松平定敬役でした。
ここが面白いところなんですよね。史実の松平容保と松平定敬は、実の兄弟なんです。
高須四兄弟と呼ばれた家系の一員で、幕末には京都の警護を共に担いました。鳥羽伏見の戦いでは、15代将軍の徳川慶喜と行動を共にしています。
つまり実の兄弟が、史実の兄弟を演じたことになります。狙って組まれたキャスティングと考えるのが自然でしょう。
しかも二人にとって、これが大河ドラマ初出演でした。デビュー戦がいきなり兄弟共演というのは、なかなかない話ですよね。
配役が発表されたときには、メディアでも小日向文世さんの息子として取り上げられました。名前が世に出た瞬間だったと言えます。
兄が先に登場し、1週間後に弟が続く。この順番も含めて、話題づくりとしてよくできていました。
父の小日向文世さんも大河には何度も出ています。親子で同じ舞台に立つ土壌があったわけです。
この年の大河には志尊淳さんや犬飼貴丈さんも新キャストとして加わりました。若手を大量に投入した作品でもあったんです。
その中で兄弟起用が話題になったのですから、注目度は高かったと言えます。二人にとって、これ以上ない船出だったでしょう。
松平容保は会津藩主として京都守護職を務め、松平定敬は桑名藩主として京都所司代を務めた人物です。幕末史では欠かせない兄弟でした。
この2人は一会桑政権と呼ばれる体制を、徳川慶喜とともに支えた立場でもあります。物語の中でも重要な役どころだったわけですね。
20代の俳優が藩主を演じるのは、決して簡単な仕事ではありません。所作も台詞回しも求められる役なんですね。
当時、星一さんは25歳、春平さんは23歳でした。実際の松平容保と松平定敬も、幕末の動乱期には20代から30代でしたから、年齢感としても自然だったわけですね。
二人とも明治大学で演劇を始めた
俳優になった経緯も、実はよく似ています。
二人とも明治大学の出身で、大学の演劇サークルで芝居を始めているんです。
星一さんは政治経済学部を2018年に卒業。所属したのは「実験劇場」というサークルでした。
春平さんは情報コミュニケーション学部で、「演劇研究部」に入っています。
興味深いのは、二人の入り口がまったく違ったことです。明治大学の140周年記念サイトに掲載された対談で、それぞれが語っています。
小日向星一が語った大学時代
- 「大学に入学した時は将来的に俳優を目指すことは考えていませんでした」
- 「次第に演劇を続けたいという思いが強くなり、現在の事務所に入れていただきました」
つまり兄は、公演を観たことがきっかけで自然に引き込まれていったタイプでした。
一方の弟は、まったく逆だったんです。
小日向春平が語った大学時代
- 「『演劇を始めてたまるか』という気持ちが強く」
- 「観念して芝居を始めてみようと思い」
入学直後は演劇サークルに入らなかったといいます。父も兄も演劇の人ですから、反発心があったのでしょう。
それが夏休み前に折れて、結局は舞台に立つことになりました。観念して、という言葉に当時の心境がにじんでいますよね。
反発しても結局は同じ場所に来てしまう。血というのは、そういうものなのかもしれません。
この対談は明治大学の公式サイトに掲載されたものです。卒業生として大学に呼ばれ、二人で応じた形になります。
大学が兄弟をそろえて取材するというのも、なかなかない企画ですよね。それだけ在学中から知られた存在だったのでしょう。
二人とも高校までは演劇と距離を置いていたわけです。親の背中を追ったというより、自分で見つけて入った道だと言えます。
俳優の子が芸能界に入るとき、幼少期から子役という道もあります。二人はそれを選ばなかったことになりますね。
父が売れ始めたのは長男が6歳、次男が3歳のころでした。物心ついたときには、家に有名な父がいたことになります。
それでも子役にはならず、大学まで普通に進学しています。両親が意識的に距離を取らせたのかもしれませんね。
結果としてこれが良かったのだと思います。20歳を過ぎてから自分で選んだ道なら、責任も自分で背負えますから。
両親とも劇団出身ですから、その世界の厳しさも見てきたはずです。それでも自分の意思で戻ってきたわけです。
明治大学は演劇サークルが盛んな大学としても知られています。同じ大学を選んだのも、偶然ではなかったのかもしれませんね。
父を超えたいと語った兄と弟の言葉
同じ対談で、父についての本音も語られていました。
星一さんの言葉が、まず率直です。
小日向星一が語った父への思い
- 「父を超えたいという思いがあります」
- 「僕たちは一生『小日向文世の息子』として見られますし、比べられることが多いと思いますので」
一生ついて回る肩書きだと分かったうえで、超えたいと言い切っている。覚悟が伝わってきますよね。
弟の春平さんは、もう少し違う角度から答えていました。
小日向春平が語った目標
- 「『小日向文世の息子』ではなくて、『小日向文世が、小日向春平の父親』という風に認知をされたら面白いな」
主語と述語をひっくり返す。この発想が実に軽やかで、それでいて野心的です。
兄弟の関係についても、それぞれが語っていました。星一さんは弟を、価値観の合う友人のようだと表現しているんです。
そのうえでライバルだとも明言しています。同じ父を持つ息子として、役を取り合う立場でもあるからでしょう。
春平さんの答え方も印象的でした。ライバルではあるけれど、兄に舞台が決まると自分のことのようにうれしくなる、と語っています。
これに対して星一さんは、半分自分のように感じているところがあると応じました。競い合いながら、自分の一部のようにも思っている。
3歳差の兄弟として、ちょうどいい距離なのかもしれませんね。
同じ事務所にいる以上、オーディションで並ぶ機会もあるはずです。競争相手が実の弟というのは、なかなか特殊な状況でしょう。
それでも相手の仕事を喜べる関係が続いている。父が同じという共通の重荷を、二人で分け合っているからかもしれません。
一人だけなら押しつぶされそうな比較も、二人ならネタにできる。兄弟がそろって同じ職業を選んだ意味は、そこにありそうですよね。
兄に舞台が決まると自分のことのようにうれしくなる、と弟が語った一節がすべてを表しています。近すぎず遠すぎない距離を保っているんですよね。
兄弟そろって剣道三段という共通点
プロフィールを並べると、意外な一致が見つかります。
事務所の公式プロフィールによると、二人とも特技は剣道。しかも段位はどちらも三段なんです。
剣道三段は、中学から続けていても高校生以降でようやく取れる段位です。二人とも本格的に打ち込んでいたことが分かります。
時代劇での所作にも生きているのでしょう。「青天を衝け」で幕末の大名を演じられたのも、この下地があったからかもしれませんね。
実際、星一さんは2026年に「ちるらん 新選組鎮魂歌」という時代劇にも出ています。剣道の経験が仕事につながっているわけです。
俳優にとって特技欄は、そのまま仕事の入口になります。三段という具体的な段位は、キャスティングの側にも伝わりやすいでしょう。
兄弟そろって同じ武道を同じ段位まで続けたというのも、なかなかない話です。家庭の方針だったのかもしれませんね。
剣道は礼に始まり礼に終わる競技です。舞台の世界とも通じるところがありますよね。
一方で、趣味は見事に分かれています。
- 兄の星一さんは映画鑑賞と読書
- 弟の春平さんはかき氷巡りとアルトサックス
- 資格は兄が準中型自動車免許、弟が普通自動車免許と英検2級
- 高校は兄が成城、弟は明治大学付属明治
- 大学は二人とも明治大学だが学部は別
かき氷巡りという趣味の具体性が、なんとも良いですよね。俳優のプロフィール欄で見かけると印象に残ります。
アルトサックスも吹けるそうです。楽器と剣道の両方をやってきたわけですから、器用な人なのでしょう。
兄のほうは映画鑑賞と読書。内向きの趣味が並んでいて、性格の違いが見えてきます。
対談での話し方にも、その差が出ていました。兄は理屈で組み立てるタイプ、弟は言葉で遊べるタイプという印象です。
中学高校の進路も違いました。兄は成城、弟は明治の付属です。同じ家に育っても、選ぶ道は少しずつ違っていたわけですね。
弟は付属校から明治大学へ内部進学した形になります。兄は外部から受験して入ったことになりますね。
英検2級を持っているのも弟のほうです。プロフィールを並べると、似ているようで細部はきちんと違っています。
2026年もCMで再共演している
兄弟の共演は、大河だけで終わりませんでした。
2026年4月から放映されている新菱冷熱工業のCMに、二人そろって出演しています。
「私たちは新菱冷熱です」という合同説明会篇で、星一さんが男性社員役、春平さんが就活生役を演じました。
幕末の大名から、現代の会社説明会へ。振れ幅が大きくて面白いですよね。
しかも役柄の関係は、社員と就活生。大河では兄が兄でしたが、今度は兄が先輩という配置です。
兄弟でセットのキャスティングが増えているのは、二人を並べる価値が認識されている証拠でしょう。
顔立ちが似ているので、並ぶと兄弟だと一目で分かります。そこが制作側にとっての使いどころなのだと思います。
大河のときは実の兄弟が史実の兄弟を演じ、今度は企業のCMで先輩と就活生。同じ設定を繰り返さないのも良いところですよね。
それぞれ個別の仕事も動いています。星一さんは2026年3月にTBS「ちるらん 新選組鎮魂歌 江戸青春篇」、7月にMBS「エミリとマリア」、8月にはテレビ東京「リーガルビート 逆転の法廷」に出演しました。
春平さんは2026年1月にBS日テレ「旅人検視官道場修作」、6月にはテレビ朝日「ダブルエッジ 甦った男」に登場しています。
二人とも主演級ではありませんが、地上波のドラマに継続して名前が出る位置にはいます。
父が本格的に売れたのは40代後半でした。息子たちは20代から30代でこの状態ですから、ペースとしては早いほうでしょう。
とはいえ本人たちは、そう思っていないはずです。比べる相手が国民的な名脇役なのですから。
映画でも活動しています。星一さんは2021年公開の「サマーフィルムにのって」や「君は永遠にそいつらより若い」に出演しました。
春平さんはドラマ「MIU404」にも名前を連ねています。話題作に少しずつ食い込んでいる状況ですね。
二人とも派手な売り出し方はされていません。舞台と映像を地道に積み重ねるタイプです。
父と同じ道をたどっているとも言えます。時間はかかっても、消えないやり方ですよね。
俳優として名前が残るのは、主役を張った人だけではありません。父はまさに、その証明として存在しています。
小日向文世の家族と歩み
妻は同じ劇団に所属していた元女優で、1993年に結婚しています。
本人は19年間を劇団で過ごし、47歳のときのドラマ「HERO」で状況が一変したんです。
妻は同じ劇団の元女優
家族についても見ておきましょうか。
小日向文世さんが結婚したのは1993年。相手は同じ劇団に所属していた女優で、11歳年下なのだとか。
劇団の名は、オンシアター自由劇場。串田和美さんが主宰していた劇団です。
つまり両親そろって同じ舞台に立っていたわけですね。息子2人が芝居の道に進んだのも、環境として自然な流れだったのでしょう。
妻は結婚後に表舞台から退いており、名前や顔写真は公表されていません。一般の方として暮らしている以上、当然の扱いでしょう。
ネット上には妻の名前を推測する記述も見られますが、裏づけのある情報ではありませんでした。ここは踏み込まないのが筋ですよね。
家族の仲の良さについては、本人が番組などで語ってきました。息子たちとハグを交わすこと、妻とは毎日行ってきますのキスを欠かさないことなどが知られています。
72歳でこの習慣を続けているというのは、なかなかの話ですよね。
息子がソファでうたた寝している姿を見ると、いまでも愛おしくなると語ったこともあります。30代と20代の息子に対して、です。
スキンシップを大事にする家庭というのは、日本ではそう多くないでしょう。劇団という環境で培われた感覚なのかもしれませんね。
父と息子の2ショット写真が公開されたときには、仲良し親子という反応が並びました。並ぶと似ているという声も多いんです。
| 続柄 | 情報 |
| 妻 | 同じ劇団の元女優、11歳年下、1993年に結婚 |
| 長男 | 小日向星一さん、1995年6月4日生まれの俳優 |
| 次男 | 小日向春平さん、1998年4月5日生まれの俳優 |
| 家族の習慣 | 息子とはハグ、妻とは毎日のキス |
| 事務所 | 親子3人ともファザーズコーポレーション |
小日向文世のプロフィールと経歴年表
父の歩みも並べておくと、家族の形が見えてきますよね。
| 時期 | できごと |
| 1954年1月23日 | 北海道三笠市で誕生 |
| 高校 | 北海道三笠高等学校を卒業 |
| 専門学校 | 東京写真専門学校を卒業 |
| 1977年 | 串田和美主宰のオンシアター自由劇場に入団 |
| 1993年 | 同じ劇団の女優と結婚 |
| 1995年6月4日 | 長男・星一が誕生 |
| 1996年 | オンシアター自由劇場が解散、19年の劇団生活が終わる |
| 1998年4月5日 | 次男・春平が誕生 |
| 2001年 | フジテレビ「HERO」で大きな転機を迎える |
| 2016年 | 長男・星一がファザーズコーポレーションに所属 |
| 2018年1月 | いすゞ自動車のCMで長男と親子共演 |
| 2019年 | 次男・春平が同じ事務所に所属 |
| 2021年5月 | 「青天を衝け」で息子2人が兄弟役として登場 |
| 2026年4月 | 息子2人が新菱冷熱工業のCMで再共演 |
19年の劇団生活とHEROでの転機
父のキャリアは、決して順風満帆ではありませんでした。
1977年にオンシアター自由劇場へ入団し、1996年の解散まで19年間を過ごしています。20代前半から40代前半までを、ひとつの劇団に捧げた計算です。
問題はその後でした。映像の世界へ移ろうとしたものの、5年間で連続ドラマの出演は1本だけだったといいます。
40代の男性が、ほとんど仕事のない状態で5年。想像するだけで厳しいですよね。
転機は2001年に訪れます。フジテレビの月9ドラマ「HERO」に、メインキャストの1人として起用されたんです。
この作品が視聴率30パーセントを超える大ヒットとなり、以降は仕事が途切れなくなりました。
47歳での大ブレイクということになります。息子たちが小学生だった時期にあたりますね。
長い下積みを見てきた息子たちが、それでも同じ道を選んだ。この事実自体が、父の生き方への答えなのかもしれません。
劇団時代の小日向さんは、俳優だけで生活できていたわけではありません。子育てと並行しての活動でしたから、家計の苦労もあったでしょう。
それでも家庭の空気が明るかったからこそ、息子たちは芝居を嫌いにならなかったのだと思います。
北海道三笠市の出身で、上京してからの下積みも長い。地方から出てきた人が、時間をかけて名脇役の座を築いたわけですね。
もともとは写真の専門学校を出ています。俳優になる予定ではなかった人が、劇団に入って19年。そこからさらに5年の停滞を経て、47歳で花が咲いた。
この経歴を知っていれば、息子たちが焦る必要もないと分かりますよね。
劇団の解散が42歳のとき。そこから仕事のない5年を耐えた人が、いまや年に10本近い作品に出ている。
この背中を見て育ったのなら、少々の停滞では折れないはずです。
俳優という仕事に定年はありません。父が72歳で走り続けている以上、息子たちの持ち時間はまだ40年以上あることになりますね。
小日向文世の2026年の出演作
72歳になったいまも、出演本数は減っていないんです。
2026年のテレビドラマだけでも、複数の作品に名前が並んでいます。「ホットスポット」「わが家は楽し」「人事の人見」「緊急取調室」「ばけばけ」といった顔ぶれ。
映画も同様でした。「教場 Requiem」「お終活3 幸春!人生メモリーズ」「劇場版 緊急取調室 THE FINAL」「盤上の向日葵」「サンセット・サンライズ」などが公開されています。
刑事、上司、父親、悪役。役の幅が広いのがこの人の強みですよね。
人当たりのいい笑顔から一転して冷たい表情を見せる。その切り替えが「HERO」以降の代名詞になりました。
声の仕事もこなしており、アニメや吹き替えでも起用されています。器用さという点では、日本の俳優でも屈指でしょう。
北海道三笠市は炭鉱で栄えた町でした。そこから東京に出て、写真を学び、劇団に入り、俳優になる。回り道の多い人生です。
同じ作品に親子で出るケースも増えました。2025年のフジテレビ「人事の人見」には、父と次男の春平さんがそろって名前を連ねています。
父の出演作リストを見ると、テレビと映画を合わせて年に10本前後が並びます。70代でこの本数は、かなりの働き方でしょう。
同じ現場に立つことがあっても、共演シーンがあるとは限りません。それでもクレジットに親子で並ぶのは、俳優一家ならではの光景でしょう。
2018年1月にはいすゞ自動車のCMで、父と長男が明確に親子共演を果たしています。星一さんにとっては大きな一歩でした。
父が第一線を走り続ける限り、息子たちは比べられ続けます。星一さんが超えたいと語った相手は、いまも現役でトップを走っているわけです。
超えるための条件は、ひとつしかないでしょう。父を知らない世代に、まず自分の名前を覚えてもらうことです。
その意味で、CMという媒体は相性がいいのかもしれません。名前より顔が先に届くからですね。
父もCMで広く知られた人でした。息子たちが同じ経路をたどっているのは、偶然ではないのかもしれません。
顔と名前が一致するまでには時間がかかります。それでも二人の場合、小日向という姓が最初の入口になっているのは確かでしょう。
その入口を有利と見るか、重荷と見るか。二人の言葉を読む限り、どちらも重荷として受け止めたうえで前に進もうとしているようです。
比べられることを嫌がるのではなく、比べられる前提で戦略を立てている。この現実的な姿勢が二人らしいところでしょう。
小日向文世の息子。この肩書きが外れる日は来るのか。二人の答えは、これから10年20年かけて出るのだと思います。
七光りという言葉で片づけるには、二人とも遠回りをしすぎていますよね。大学の演劇サークルから始めているのですから。
小日向文世の息子二人についてのまとめ
- 息子は二人で、長男が小日向星一さん、次男が小日向春平さん
- どちらも俳優で、父と同じファザーズコーポレーションに所属している
- 2021年の大河ドラマ「青天を衝け」で松平容保と松平定敬という実の兄弟役を演じた
- 二人とも明治大学の演劇サークル出身で、特技はそろって剣道三段
- 2026年4月からは新菱冷熱工業のCMで再び共演している
父を超えたいと言う兄と、父を自分の父として認知させたいと言う弟。同じ目標を、別の言葉で語る兄弟なんですよね。
その日が来たとき、いちばん喜ぶのは父かもしれません。息子とハグを交わす人ですから。
父が72歳、長男が31歳、次男が28歳。役者一家としては、これからが本番なのでしょう。
同じ職業を3人で選んだ家というのは、日本の芸能界でもそう多くありません。歌舞伎や落語のような世襲の世界を別にすれば、なおさらです。
よくある質問
Q1. 小日向文世さんの息子は何人ですか
A. 二人です。長男が1995年6月4日生まれの小日向星一さん、次男が1998年4月5日生まれの小日向春平さん。どちらも俳優として活動しており、父と同じファザーズコーポレーションに所属しています。
Q2. 息子二人はどこの大学を出ていますか
A. 二人とも明治大学です。兄の星一さんは政治経済学部を2018年に卒業し、演劇サークル「実験劇場」に所属していました。弟の春平さんは情報コミュニケーション学部で、「演劇研究部」に入っています。高校は兄が成城、弟は明治大学付属明治でした。
Q3. 大河ドラマで兄弟共演したというのは本当ですか
A. 本当です。2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」で、兄の星一さんが5月16日から会津藩主の松平容保役、弟の春平さんが5月23日から桑名藩主の松平定敬役として登場しました。史実でもこの2人は実の兄弟にあたります。
Q4. 妻はどんな人ですか
A. 同じ劇団に所属していた元女優で、11歳年下だと伝えられています。結婚は1993年。劇団はオンシアター自由劇場で、串田和美さんが主宰していました。結婚後は表舞台から退いており、名前や顔写真は公表されていません。
Q5. 息子二人の2026年の活動を教えてください
A. 4月から新菱冷熱工業のCM「私たちは新菱冷熱です」合同説明会篇で共演しています。星一さんは男性社員役、春平さんは就活生役でした。個別では星一さんがテレビ東京「リーガルビート 逆転の法廷」など、春平さんがテレビ朝日「ダブルエッジ 甦った男」などに出演しています。

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