【何者】アオリ・チロンとは?朝倉海戦とUFC戦績を解説

アオリ・チロン

アオリ・チロンは、中国・内モンゴル自治区出身のモンゴル族で、散打仕込みの打撃を武器に戦うUFCバンタム級ファイターです。2026年7月時点のプロ戦績は26勝13敗1ノーコンテスト。8月29日のUFC上海大会では朝倉海さんとの対戦が決まりました。草原の遊牧生活から世界最高峰の舞台へ進んだ経歴と、勝敗を分けるポイントに注目でしょう。

この記事でわかること

  • アオリ・チロンの国籍や民族的背景と名前の意味
  • 身長・リーチ・UFC戦績からわかる強みと課題
  • 2026年8月29日の朝倉海戦で注目したいポイント
項目 アオリ・チロンのプロフィール
表記 アオリ・チロン/Aoriqileng/傲日其楞
生年月日 1993年6月25日
年齢 33歳(2026年7月時点)
出身 中国・内モンゴル自治区シリンゴル盟
民族 モンゴル族
身長 5フィート7インチ(約170cm)
リーチ 69インチ(約175cm)
階級 UFCバンタム級
構え オーソドックス
所属 Fight Ready MMA
ニックネーム The Mongolian Murderer
UFCバンタム級のアオリ・チロン
アオリ・チロン選手(出典:UFC公式プロフィール
目次

アオリ・チロンとは?国籍や強さと家族を紹介

アオリ・チロンはモンゴル国の選手ではなく、中国国籍のモンゴル族ファイターです。内モンゴルの遊牧民家庭で育ち、散打で頭角を現した後、中国のMMA団体を経て2021年にUFCへ参戦。

派手な右ストレートと前進力が魅力で、2025年にはコーディ・ギブソンを21秒でTKO。一方、1分あたりの有効打被弾数は5.66発で、守備や組みへの対応が勝敗を左右するでしょう。

  • 中国・内モンゴル自治区で遊牧民の家庭に生まれた
  • 2009年に散打を始めて国内大会で複数の優勝を経験
  • 2019年にWLFバンタム級王座を獲得して1度防衛
  • 2021年4月にUFCデビューし現在はバンタム級で活動
  • アリゾナ州のFight Ready MMAでも技術を磨いている

中国国籍のモンゴル族で内モンゴル出身

アオリ・チロンの出身地は、中国の内モンゴル自治区です。Googleの関連項目にはシリンゴル盟も表示され、海外表記ではXilingol Leagueと紹介されています。広大な草原で知られる地域ですね。

『モンゴル出身』という紹介だけを見ると、独立国のモンゴル国籍だと受け取るかもしれません。しかし、本人はUFCの取材で中国・内モンゴルに生まれ育ったと説明しています。国籍は中国で、民族はモンゴル族と捉えるのが自然でしょう。

中国は多数の民族から成り、内モンゴル自治区にはモンゴル族の文化と言語が受け継がれています。アオリ・チロンも故郷の草原への強い思いを語り、入場時やニックネームで自らのルーツを表現してきた軌跡。

英語圏ではAoriqilengと一語で表記されます。日本のUFC公式ページは『アオリ・チロン』、格闘技媒体では中黒を入れない『アオリチロン』も使用。どちらも同じ選手のことなんですね。

漢字表記は『傲日其楞』です。媒体によって似た字体の表記が出る場合もあり、ローマ字の区切り方もAori Qilengなど複数あります。対戦カードではAoriqilengを基準に確認すると迷いにくいでしょう。

アオリ・チロンという名前は、モンゴル語で『宇宙』を意味すると紹介されています。草原の果てまで広がる空を思わせる、印象的な名前ですよね。本人の大きなファイトスタイルにも重なる名前でしょう。

ニックネームは『The Mongolian Murderer』。直訳すると強烈な言葉ですが、格闘技上の呼び名です。私生活の人柄や犯罪歴を示すものではなく、リング上の攻撃性を表現したものと受け止めるのが自然でしょう。

年齢は33歳で身長170cmとリーチ175cm

UFC Statsによると、アオリ・チロンは1993年6月25日生まれ。2026年7月時点で33歳です。朝倉海さんも1993年生まれで、同世代のアジア人ストライカー対決という構図。

身長は5フィート7インチで約170cm、リーチは69インチで約175cm。身長よりリーチが5cmほど長く、半身気味の構えから右ストレートを遠くへ伸ばせる体格なんですね。

UFC公式プロフィールの体重表示は135.5ポンドで、約61.5kg。バンタム級の上限はタイトル戦以外なら136ポンドのため、同階級の標準的な計量値の範囲内。

UFC参戦当初はフライ級で戦いました。通常のバンタム級より約4.5kg軽い階級であり、減量の負担も小さくなかったと考えられます。3戦目からバンタム級へ戻り、本来の力を発揮し始めた転機でした。

構えは右利きのオーソドックス。前後に広く足を置き、相手の攻撃へ右を合わせます。散打出身らしい蹴りと距離感もありますが、UFCでは拳によるフィニッシュが特に目立つ選手。

体格だけで見るとバンタム級の大型選手ではありません。それでも接近を恐れず、相手の懐へ踏み込んで連打を出すため、数字以上の圧力を感じさせます。小さな動きから一気に右を伸ばす瞬発力が武器なんです。

年齢は若手という段階ではないものの、プロ約40戦とUFC10戦の経験があります。朝倉海戦では、同世代ならではの完成度と、長くアジアの舞台で培った勝負勘がぶつかるでしょう。

妻や結婚と子供の情報は公表されていない

アオリ・チロンの妻、結婚、子供について、UFC公式プロフィールや本人インタビューで確かな公表は確認できません。家族について語った内容は、幼少期に両親らが牧畜を営んでいたことが中心に限られる状況。

結婚指輪らしきものや女性との写真だけで、配偶者を特定することはできません。海外選手はチームスタッフや通訳、ファンと写真を撮る機会が多く、同じ画面にいることが交際の証拠にはならないんですね。

中国語圏のSNSには同じ名前の人物や似た表記の芸能人もいます。漢字だけで情報を結び付けると、別人の結婚や家族の投稿をアオリ・チロンの私生活と誤認するおそれもあるでしょう。

本人が結婚している可能性も、独身である可能性も残されています。公開資料に記載がない以上、『妻はいない』と断言するのではなく、『公表された結婚相手は確認できない』とするのが正確でしょう。

子供の有無も同様です。未成年の家族がいるとしても、名前、顔、学校、居住地などを公表する義務はありません。格闘家本人の競技情報と、私人である家族の生活は分けて考えたいところですよね。

両親の名前や現在の職業についても、主要な公式資料には詳しい記載がありません。遊牧民の家庭で育ったという背景は本人が語っていますが、故郷の家族を特定するような情報へ踏み込む必要はないでしょう。

アオリ・チロンの人柄を知りたいなら、家族の噂よりも本人の言葉が参考になります。旅行やオートバイを趣味に挙げ、対戦相手を選ばず活動的に戦いたいと語る姿から、競技へ真っすぐな性格が伝わる言葉でした。

遊牧民の家庭で育ち故郷の草原を大切にする

UFC公式インタビューで、アオリ・チロンは家族が牧畜を営み、子供のころは遊牧的な暮らしをしていたと話しています。故郷に広がる果てしない草原が恋しいという本人の言葉。

シリンゴル盟は草原文化と牧畜で知られる地域。季節や家畜の状態に合わせて生活を組み立てる環境では、体力だけでなく忍耐や判断力も求められます。その経験が格闘家としての粘りに影響したのかもしれませんね。

ただし、遊牧生活をそのまま強さの理由と断定することはできません。MMAで結果を残した直接の土台は、10代から続けた散打の練習と、数多くの実戦。故郷の経験は精神的な背景と見るのがよいでしょう。

アオリ・チロンはUFCの中国・上海パフォーマンス・インスティテュートで技術と身体を磨きました。本人は施設によって『戦う機械』へ作り上げられたと表現し、専門的なトレーニング環境への感謝を示す発言でした。

その後は米国アリゾナ州スコッツデールのFight Ready MMAでも練習。元UFC二階級王者ヘンリー・セフードさんらが関わるチームで、レスリングやケージ際の攻防を学ぶ環境。

故郷、上海、アリゾナという異なる環境を行き来できる点も大きな特徴。中国開催では時差と移動の負担を抑えながら、米国で身につけたMMAの技術を持ち込めます。2026年の上海大会は、その集大成を見せる舞台でしょう。

本人は旅行が趣味で、米国遠征にも順応してきました。試合後にはオートバイを楽しみたいと話したこともあります。草原で育った行動力が、世界を転戦する暮らしにもなじんでいるように感じられるでしょう。

散打仕込みの右ストレートと前進力が強み

アオリ・チロン最大の武器は、散打を土台にした打撃です。広めのスタンスから小刻みに前後へ動き、相手の蹴りや踏み込みへ右ストレートを合わせます。距離が詰まれば左右のフックとボディ打ちへ展開。

散打はパンチと蹴りに加え、投げも使う中国発祥の立ち技競技です。MMAと完全に同じではありませんが、打撃から相手のバランスを崩す感覚や、素早い出入りを学べます。アオリ・チロンの低い重心にも、その経験が見えます。

UFC Statsでは、有効打の命中数417発に対して試行835発。命中率は約49%です。1分あたりの有効打命中数は4.40発で、待つだけでなく自分から手を出すタイプだとわかります。

通算26勝の内訳は、KO・TKOが9勝、一本が1勝、判定が16勝。豪快な印象に反して判定勝ちも多く、15分間にわたり手数と圧力を保つ経験があります。早期決着だけを狙う選手ではありません。

決定力を最も鮮やかに示したのが2025年10月のコーディ・ギブソン戦です。UFC公式試合結果によると、相手のインサイドローへ右を合わせ、開始21秒でTKO勝利しました。

キャメロン・エルス戦でも、左ボディから右の連打でダウンを奪い、第1ラウンド2分48秒でTKO。攻撃が一度当たると間を置かず、相手が立て直す前にラッシュをまとめる能力があります。

朝倉海さんも打撃でのKOを得意とするため、上海戦は互いの踏み込みへカウンターを合わせる緊張感の高い展開になりそう。アオリ・チロンの右が先に届くかは、大きな見どころです。

UFC主要スタッツ 数値 読み取れる特徴
有効打命中率 49% 約2発に1発を当てる
有効打命中数 4.40発/分 前へ出て手数を作る
有効打被弾数 5.66発/分 攻撃と引き換えに被弾が多い
打撃ディフェンス 46% 相手の攻撃を約半分受ける
平均テイクダウン 1.11回/15分 立ち技中心だが組みも使う
テイクダウン防御 59% 組みの強い相手には課題が残る
平均試合時間 約9分半 中盤以降の経験も豊富

被弾の多さと組みへの対応が弱点になりやすい

前進力は魅力である一方、アオリ・チロンは1分あたり5.66発の有効打を受けています。自分が当てる4.40発を上回る数字で、攻撃へ入る瞬間に顔が中央へ残る場面が少なくありません。

2023年のアイマン・ザハビ戦では、第1ラウンド1分04秒に右を受けてKO負け。直線的に下がるところや、打ち終わりを狙われると、一発で流れが変わる危険があります。

2026年5月のコディ・ハドン戦では、組み際にボディへのヒザを受けてダウンし、第2ラウンド2分11秒でTKO負け。頭部だけでなく、接近時のボディ防御も朝倉海陣営が注目する材料でしょう。

テイクダウン防御率は約59%。ラウル・ロサスJr.戦では3度倒され、グラウンドで主導権を握られて判定負けしました。立ち技の攻防が強い相手でも、組みを混ぜられると手数が止まりやすくなります。

一方、アオリ・チロン自身もUFCでテイクダウンを奪っています。ジョニー・ムニョス戦では相手の組みへ対応しながら、打撃で大きく上回って判定勝ち。組みがまったくできない選手ではないんです。

2024年のダニエル・マルコス戦は、互いの反則が重なり、第2ラウンドの偶発的なローブローで続行不能となってノーコンテスト。負傷を故意の行為と決めつけず、公式裁定どおり偶発的な事故として扱う必要があります。

攻守の振れ幅が大きいため、アオリ・チロンの試合は展開が読みにくく、そこが魅力でもあります。守りに入りすぎるより、多少の被弾を受けても自分の圧力を押し付ける姿勢。朝倉海戦でも変えない可能性が高いでしょう。

アオリ・チロンの戦績と朝倉海戦までの歩み

アオリ・チロンは2009年に散打を始め、内モンゴルの各階級で優勝を重ねました。中国国内のMMAで経験を積み、2019年にWLFバンタム級王者へ。UFCではフライ級の2連敗後、バンタム級で4勝3敗1NCと立て直しています。

2026年8月29日の朝倉海戦は、UFC11戦目。中国のホームで戦える利点がある一方、前戦のTKO負けから3か月で迎える重要な一戦です。勝てばバンタム級での存在感を大きく高められるでしょう。

  • 散打の国内大会で52kg級から63kg級まで実績を積んだ
  • 中国のMMAで20勝9敗を重ねWLF王者になった
  • UFCデビュー戦では敗れたもののファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞
  • バンタム級転向後はUFCで4勝3敗1ノーコンテスト
  • 朝倉海戦はUFC上海大会のバンタム級5分3ラウンド

散打王者からWLFバンタム級王者へ成長

アオリ・チロンは2009年に散打を始めました。西安体育学院で趙学軍コーチの指導を受けたと報じられています。同コーチは中国人初のUFC選手ジャン・ティエチャンらを育てた人物です。

2012年には内モンゴル全国運動会の52kg級で優勝。翌2013年は内モンゴル散打トーナメント56kg級、2014年は60kg級、2015年は63kg級でも実績を残しました。体の成長に合わせて階級を上げています。

散打で勝つだけでなく、総合格闘技へ軸を移したのが大きな転機でした。2013年ごろからMMAへ取り組み、UFC公式プロフィールではプロデビューを2015年としています。中国の地方大会で試合数を重ねました。

当時の中国MMAでは、現在ほど世界への道が整っていませんでした。短い間隔で異なる相手と戦い、勝敗を重ねながら経験を増やす環境。現在の39戦という豊富なキャリアは、この時代に作られたものです。

2016年には100%Fightのバンタム級ワンデートーナメントを制覇。1日で複数試合を戦う形式は体力と回復力が求められ、アオリ・チロンのタフさを示す実績でした。

2019年には武林風を母体とするWLFでバンタム級王座を獲得し、1度防衛。中国国内の有力選手という立場を固め、6連勝でUFCとの契約へつなげました。

散打、地方MMA、ワンデートーナメント、WLF王座という段階を踏んだため、UFC加入時点ですでに28試合を経験していました。新人でありながら実戦慣れしていたことが、デビュー戦の激闘にも表れています。

主な出来事
1993年 中国・内モンゴル自治区に誕生
2009年 散打を始める
2012年 内モンゴル全国運動会52kg級優勝
2013年 散打56kg級優勝、MMAへ取り組み始める
2015年 プロMMAデビュー
2016年 100%Fightバンタム級トーナメント優勝
2019年 WLFバンタム級王座獲得
2021年 UFCデビュー
2022年 バンタム級復帰戦でUFC初勝利
2025年 コーディ・ギブソンに21秒TKO勝利
2026年 8月29日に朝倉海と対戦予定

UFCデビュー後のフライ級2連敗が転機

2021年4月24日、アオリ・チロンはUFC 261でジェフ・モリーナと対戦しました。これがUFCデビュー戦。3ラウンドを通して激しく打ち合い、判定で敗れましたが、ファイト・オブ・ザ・ナイトに選ばれました。

UFC Statsでは、アオリ・チロンが有効打116発、モリーナが189発を記録。両者の合計は305発に達しました。負けても観客へ強い印象を残す、本人らしいデビューだったといえるでしょう。

同年11月のコディ・ダーデン戦では、テイクダウンを5度許して判定負け。フライ級で2連敗となり、階級と戦い方を見直す必要に迫られました。

アオリ・チロンは2022年4月、バンタム級へ戻ってキャメロン・エルスと対戦。第1ラウンド2分48秒、パンチの連打でTKO勝利し、UFC初白星を挙げました。階級変更が結果へ直結した形です。

フライ級では計量へ向けて体を絞る負担が大きく、打たれ強さや回復にも影響した可能性があります。ただし本人の医学的なデータは公表されていないため、減量を敗因と断定はできません。

確かなのは、バンタム級へ戻ってから動きに力強さが増したこと。ボディ打ちから顔面への連打、押し込まれても立ち上がる体力が発揮され、UFCで戦える形を見つけました。

朝倉海さんもUFC参戦当初はフライ級で2連敗し、2026年にバンタム級へ戻って初勝利。二人が似た経路をたどったことも、今回の対戦を面白くする要素なんですよね。

バンタム級で4勝3敗1NCの激闘を経験

バンタム級復帰後のアオリ・チロンは、2022年8月にジェイ・ペリンへ判定勝ち。2023年はアイマン・ザハビにKO負けした後、ジョニー・ムニョスを判定で下し、勝敗を五分へ戻しました。

ムニョス戦では、相手の組み技に付き合いながら、有効打44対7と大差をつけています。打撃だけでなく、自ら2度のテイクダウンを成功させ、MMAとして幅のある戦いを見せました。

2024年2月のダニエル・マルコス戦は、偶発的なローブローでノーコンテスト。同年9月のラウル・ロサスJr.戦は、テイクダウンとグラウンドコントロールを許して判定負けでした。

2025年10月のコーディ・ギブソン戦で流れを変えます。試合開始直後、ローへ右ストレートを合わせてダウンを奪い、21秒でTKO。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトも獲得しました。

しかし2026年5月のコディ・ハドン戦は、第2ラウンドにボディへのヒザとパンチでTKO負け。連勝にはつながらず、攻撃へ入る際の守備という課題が再び表れました。

それでもバンタム級のUFC成績は4勝3敗1NCで勝ち越しています。ランキング外ながら、トップ15経験者のザハビや注目株ロサスJr.と戦い、簡単な相手だけを選んだ戦績ではありません。

勝ち方も21秒TKO、1ラウンドTKO、打撃で圧倒した判定、競り合いの判定とさまざま。敗戦では明確な課題が出ていますが、相手や展開に応じて15分を戦える経験値があります。

日付 対戦相手 結果
2021年4月24日 ジェフ・モリーナ 判定負け
2021年11月20日 コディ・ダーデン 判定負け
2022年4月23日 キャメロン・エルス 1R TKO勝ち
2022年8月20日 ジェイ・ペリン 判定勝ち
2023年6月10日 アイマン・ザハビ 1R KO負け
2023年10月7日 ジョニー・ムニョス 判定勝ち
2024年2月10日 ダニエル・マルコス ノーコンテスト
2024年9月14日 ラウル・ロサスJr. 判定負け
2025年10月18日 コーディ・ギブソン 1R 21秒TKO勝ち
2026年5月30日 コディ・ハドン 2R TKO負け
2026年8月29日 朝倉海 対戦予定

朝倉海戦は2026年8月29日のUFC上海大会

UFC公式発表によると、2026年8月29日に中国・上海オリエンタルスポーツセンターでUFC Fight Nightが開催されます。メインイベントはウマル・ヌルマゴメドフ対ソン・ヤドンです。

BOUTREVIEWゴング格闘技は、同大会のバンタム級5分3ラウンドで朝倉海対アオリ・チロンが組まれたと報じています。2026年7月14日にカードが明らかになりました。

朝倉海さんは2026年5月、キャメロン・スモザーマンを左フックで1ラウンドKOし、UFC初勝利。フライ級からバンタム級へ戻した初戦で結果を出し、約3か月後に次戦へ進みます。

アオリ・チロンは同じマカオ大会でコディ・ハドンにTKO負け。勝者同士ではなく、朝倉さんが連勝を狙い、アオリ・チロンが再起を目指す構図です。地元中国での声援はアオリ・チロンにとって大きな力でしょう。

打撃では、朝倉さんのスピードと角度、カーフキック、左フックに対し、アオリ・チロンは前進力、右ストレート、ボディ打ちで対抗します。正面の打ち合いになれば、一瞬で決着する可能性もあります。

組みも重要です。アオリ・チロンのテイクダウン防御率は約59%で、朝倉さんが打撃だけでなくタックルを混ぜれば、スタンスと注意を崩せるかもしれません。逆に組みへ意識が向けば、アオリ・チロンの右が生きます。

朝倉さんはアオリ・チロンをバンタム級のトップクラスのストライカーと評価しながら、打撃でも総合力でも上回る自信を示しました。アオリ・チロン側にとっては、日本の元RIZIN王者を倒して評価を高める好機です。

中国と日本の時差は1時間で、両選手とも米国大会より移動の負担を抑えやすい条件。個別の試合開始時刻は進行で変わるため、当日はUFC公式カードや配信画面で確認するのが確実でしょう。

勝敗を断定できる材料はありません。朝倉さんが速度で先手を取る展開も、アオリ・チロンがホームの圧力を味方に乱打戦へ持ち込む展開も考えられます。予想より、両者がどの距離を選ぶかに注目したいですね。

上海大会のメインには中国を代表するソン・ヤドンさんが出場します。アオリ・チロンも現役中国人バンタム級の一人として、母国大会を盛り上げる役割を担います。観客の熱量は通常の海外戦と大きく異なるでしょう。

UFCは上海にパフォーマンス・インスティテュートを設け、中国やアジアの選手育成を進めてきました。そこで練習したアオリ・チロンが上海の本戦へ出ることは、施設から世界へ進む道を示す機会にもなります。

2025年のギブソン戦では勝利後のボーナスを獲得し、フィニッシュできる選手として評価を戻しました。ハドン戦で敗れた後も短期間で次のカードが組まれた点から、UFCが試合内容と経験を評価している様子がうかがえます。

朝倉さんはRIZINで王座を獲得し、日本のファンを多く連れてくる存在です。アオリ・チロンが勝てば、知名度の高い相手を倒した実績が加わります。ランキング外同士でも、その後のカードへ与える影響は小さくありません。

反対に敗れれば、UFCで連敗となり立場は厳しくなる可能性があります。プロモーション側の判断は公表されていないものの、39戦目まで積み上げたキャリアにおいて重要度の高い試合であることは間違いないでしょう。

両者は前戦を同じマカオ大会で経験しています。会場の空気やアジアでの調整を記憶したまま、次のキャンプへ移れる点も共通。短い準備期間で弱点をどこまで修正したかが、試合当日に表れそうです。

アオリ・チロンの経歴と強さまとめ

  • 中国・内モンゴル自治区出身のモンゴル族ファイター
  • 遊牧民の家庭で育ち2009年から散打を学んだ
  • 身長約170cm・リーチ約175cmのUFCバンタム級
  • プロ戦績26勝13敗1NCでUFCは4勝5敗1NC
  • 2026年8月29日のUFC上海大会で朝倉海と対戦予定

アオリ・チロンは、内モンゴルの草原から散打、中国国内MMA、WLF王座、UFCへ進んだ苦労人です。派手な21秒TKOだけでなく、40試合近い経験と16の判定勝ちが示す粘り強さも持っています。

強みは、右ストレートを軸にした前進と連打。弱点は被弾の多さと、組みの強い相手にペースを握られる点です。攻撃力と危うさが同居するため、試合が動く瞬間から目を離せません。

国籍は中国で、モンゴル族という文化的な背景があります。モンゴル国の選手と単純に置き換えず、本人が語る内モンゴルの故郷と草原への思いを尊重したいところです。

妻や子供などの私生活は公表されていません。家族を特定する噂ではなく、本人が公開している牧畜家庭での幼少期と、競技者としての歩みまでを受け取るのがよいでしょう。

朝倉海戦は、アオリ・チロンにとって前戦の敗北から立ち直る舞台。朝倉さんにとってはUFC連勝を狙う重要戦です。同世代のアジア人ストライカーが上海でぶつかる、意味の大きな一戦となります。

よくある質問

Q1 アオリ・チロンはどこの国の選手ですか?

中国の選手です。中国・内モンゴル自治区シリンゴル盟に生まれたモンゴル族で、モンゴル国の国籍ではありません。UFCでは中国代表として紹介されています。

Q2 アオリ・チロンの身長とリーチは?

身長は5フィート7インチで約170cm、リーチは69インチで約175cmです。体重はバンタム級の約61kgで、オーソドックスに構えます。

Q3 アオリ・チロンの戦績は?

2026年7月時点のプロMMA戦績は26勝13敗1ノーコンテスト。UFCでは10試合を戦い、4勝5敗1ノーコンテストです。9勝をKO・TKO、1勝を一本で挙げています。

Q4 アオリ・チロンは結婚していますか?

結婚、妻、子供について、UFC公式プロフィールや主要な本人インタビューで確かな公表は確認できません。独身とも既婚とも断定せず、私生活は非公表と考えるのが安全です。

Q5 朝倉海との試合はいつですか?

2026年8月29日のUFC Fight Night上海大会で、バンタム級5分3ラウンドとして予定されています。カード変更の可能性もあるため、開催直前にUFC公式情報を確認してください。

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